グラフィックデザインを作るにあたって、すべてのデザインデータを0から作るのは膨大な時間と労力が必要となります。そこで利用するのが、様々なデザイン素材を提供している『素材サイト』です。この素材サイトの需要は年々高まっており、プロのグラフィックデザイナーであっても、複数の素材サイトを使いこなしているのが実状と言えます。
そこで今回は、仕事でも使える商用利用可能なベクターデータがダウンロードできるサイトをいくつかご紹介したい思います。
ちなみにベクターデータとは、イラストレータで開いた場合に「パスが切ってあるデータ」のことを言います。JPGやPNGなどの画像データと違い、色を変更したり、イラストをバラバラに分解して編集したりすることが出来るデータのことです。
イラストAC
素材サイトで利用率がもっとも高いと言えるのがイラストACです。
イラストはもちろん、フレームデザイン、背景や壁紙デザイン、文字デザイン等々、様々なベクターデータをダウンロードすることができます。そして全てのデータが商用利用が可能となっています。
イラストACは、そのサイトに登録しているクリエイターが自分の作品(素材)をアップしているため、様々なテイストの素材を手に入れることが出来ます。
あえてデメリットを上げるとすれば、近年は登録素材が増えすぎて、自分好みの素材を探すのがちょっと大変なことです。素材を探すだけで気が付いたら数時間経過していた・・・、なんてこともあります(実話)ので注意が必要です。
無料会員の場合、1日にダウンロードできる素材に上限があるため、自分好みの素材があれば、都度お気に入り登録しておくのが良いでしょう。また、その素材制作者のクリエイターをファン登録しておくのもオススメです。
Frame Design
デザイン枠、飾り罫素材専門サイト。
1500以上のフレームデザインがアーカイブされており、すべてベクターデータでダウンロードが出来ます。少しデザインにアクセントを追加したい時などに利用すると、作業時間の短縮になること間違いなしな便利サイトです。
1日のダウンロード数に制限もなく、会員登録も不要。そしてすべて無料で使えるのがうれしい。
フキダシデザイン
先ほど紹介したFrameDesignの姉妹サイトで、吹き出し素材のみをアーカイブしているサイト。
使い方はFrameDesignと同様で、こちらも全てベクターデータでのダウンロードが可能。
1,000以上の色々な形の吹き出しがあり、個人的にはかなり仕様頻度が高いサイトです。
icon-rainbow
アイコン素材のみが集まったサイト。
シンプルで使い勝手の良いアイコンデザインで、1つ1つのアイコン素材の質も高いです。
すべてベクターデータでダウンロードが可能。
個人的には、LINEのリッチメニューを作るときに非常に助けられており、この素材を使うとあっという間にリッチメニューが出来ちゃいます。
本当は教えたくないお気に入りサイトの一つ。
ソコスト
優しいタッチで描かれたイラストがベクターデータでダウンロード出来るサイト。
人物、ポーズ、ビジネス、建物などのカテゴリー分けがしてあり素材検索もスムーズに行うことが出来ます。
個人的には、人物のイラストはここの素材を使うことが多いです。
また、最近はやりのアイソメトリックな素材も、いくつか揃っているのもポイント。
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