Illustratorで文字のフチをぼかす2つの方法【光彩(外側)・ぼかし(ガウス)】

AdobeIllustrator(イラストレータ)で、文字のフチをぼかす方法を2つご紹介します。1つは、光彩(外側)を使う方法。もう1つは、ぼかし(ガウス)を使う方法です。

下図のようなデザインで、「贅沢いちご」という文字を少し目立たせるために、文字に「ぼかし」を入れてみたいと思います。

①まず初めに、文字を選択して「塗り」と「線」を、どちらも「なし」に設定します。
 次に、右側のアピアランスの三本線をクリックしてください。

②アピアランスのメニューが開いたら、「新規塗りを追加」をクリックします。

③アピアランスの「塗り」を選択して、色を白に設定します。(CMYK=0%)

④次に、アピアランスの「線」を選択して、色を白に設定します。(CMYK=0%)

⑤最後に、「塗り」と「線」の位置を入れ替えます。
 アピアランス内で、塗りが一番上、その下に線がある状態にしてください。
 これで準備が出来ました。ここから、光彩(外側)か、ぼかし(ガウス)かで手順が違ってきます。

最初に、ぼかし(ガウス)を使ってぼかしを作る方法をご紹介します。
アピアランスの中で「線」を選択した状態で、下の「fx」をクリックしてください。

メニューが出てくるので、「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」を選択します。

ぼかし(ガウス)の設定画面が開くので、半径のバーを左右に動かす、もしくは数字を入力して、文字をどの程度ぼかすかを設定します。※プレビューにチェックを入れてください。
自分のイメージする設定に出来たらOKをクリックします。

これで完成です。簡単でしたね。

それでは、次に光彩(外側)を使ってぼかす方法をご紹介します。
まずは、文字を⑤の状態に戻してください。
戻すことが出来たら、アピアランスの「線」を選択した状態で、下の「fx」をクリックし、「スタライズ」→「光彩(外側)」をクリックします。

光彩(外側)のメニュー画面が開くため、下記のように設定します。
描画モード・・・「スクリーン」
ぼかしの色・・・「白(CMYK=0%)」
不透明度・・・75%
ぼかし・・・0.2mm
※不透明度とぼかしは、自分のイメージに合う数値に設定してください。

OKをクリックすれば、文字のフチをぼかすことが出来ます。

せっかくなので、ぼかし(ガウス)と光彩(外側)の文字を並べて比べてみました。
どちらの方法が良いかは、どんなデザインに使うかで判断してもらえれば良いかと思います。
私は個人的には、ぼかし(ガウス)の方をオススメします。

最後にもう1つ、ぼかし(ガウス)をオススメする理由をご紹介します。
先ほどは、白い文字に「ぼかし」を入れましたが、今回は下記の芳醇という文字のように色付きのフチ文字に「ぼかし」を入れてみます。

やり方は、先ほど説明した方法と同じです。
アピアランスの「線」を選択した状態で、「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」を選択します。

今回も、ぼかし(ガウス)の半径は2pixelにしました。

OKをクリックすると、芳醇の文字にキレイな「ぼかし」を入れることが出来ました。

この用に、色付きのフチでもきれいな「ぼかし」を簡単に作ることが出来るので、私は【ぼかし(ガウス)】のやり方をオススメします。是非、自分好みの設定を見つけてみてください。

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